歯を失ってしまった方への選択肢として、入れ歯(義歯)が挙げられると思います。入れ歯は本来の口腔の機能(咀嚼、発音、審美)を取り戻すため、失った歯の部分に応じて総入れ歯、または部分入れ歯を使用します。入れ歯の材料としては、プラスチックが主ですが、保険適応外の選択もでき、色々な素材があり、違和感のない入れ歯をお作りすることも可能です。
当院には、自費入れ歯の専門医がおり、びっくりするほど、自然な噛み心地を得られる場合もございます。入れ歯は種類や素材が多種ありますので、まずは、カウンセリングをおすすめいたします。
保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い
保険の入れ歯
●素材は主にレジンと呼ばれるプラスチックです。
●若干厚みがあり、装着時に違和感があります。
●乾燥に弱く、劣化しやすい、割れやすいといった弱点があります。
●保険適用で作成可能ですので、安価で済みます。
自費入れ歯
●土台はレジン(保険の素材よりも上質)や金属で作成します。金属は、ゴールド、チタン、コバルトなどの素材があります。
●保険よりも薄く作成でき、熱の伝導率も高くなりますので、お食事がおいしく召し上がれます。
●作成工程を多くとり、患者様のお口の状態にしっかりフィットするように作成します。また血流なども付けますので、大変美しい入れ歯となります
●保険適用外ですので、費用が掛かります。
入れ歯の種類
部分入れ歯
【メリット】
●保険適応で安価である。
【デメリット】
●経済的ではありますが、前歯でも銀色のバネしか使用できません。
●見た目として、入れ歯を入れていることがわかります。
●隣接している歯が虫歯になりやかったり、バネの負担で残った歯を痛める場合があります。
●モノを噛む力が弱い。(天然歯の2~3割)
●装着時の違和感が強い
スマートデンチャー
【メリット】
●金属のバネがないタイプです。
●見た目が良く、入れ歯をしていることが気づかれません。
●金属アレルギーの心配がありません。
●スーパーポリアミドというナイロン系の弾力性高い材料により薄くて軽く、つけ心地が良いです。
●金属バネがないので、残った歯を痛める事が少ない
●エステティックデンチャー、ノンクラスプデンチャー、パルプラストとも呼ばれます。
【デメリット】
●保険適用外です。
インプラント入れ歯
【メリット】
●インプラントを土台にし、取り外しのできる入れ歯にします。
●天然歯が多くない場合に、インプラントを埋入することで、固定源にして、しっかり噛める入れ歯を作ります
【デメリット】
●保険適用外です。
●外科手術を必要とします。
コーヌスデンチャー
【メリット】
●大きなブリッジのような構造です。かなり軽く作成することができます。
●残っている歯を削り、金属を被せて土台を作ります。
●茶筒の原理で、摩擦の力でより抜けにくい構造です。
●バネがなく、動きにくいので、装着感がとても良いです。
●食べかすが入れ歯内に入りづらい構造です。
●将来、残っている歯に不具合が起きても、修理して同じ入れ歯を使い続けることができる
【デメリット】
●保険適用外です。
自費の総入れ歯
医療法人社団新生会には、自費入れ歯専門の医師が在籍しております。保険では実現できない、しっかり噛め、お痛みのない入れ歯を作ることが可能です。
※こちらの治療をご希望の際はご予約が必要です。まずはお電話にてご連絡の上、ご予約をお取りください。
最大の特徴は、仮義歯(治療用義歯)を”1日”で作製する事です。
咬み合わせ、人工歯の位置や形態等のバランスの崩れた旧義歯を、全てのバランスがとれた仮義歯(治療用義歯)に約1日で置きかえます この仮義歯(治療用義歯)を調整しながら、最終的な義歯はどういう物にしたら良いのかを追求していきます。
そして、この仮義歯(治療用義歯)を使って最終義歯を作る為の”型どり”をしますので、入れ歯作りの命である精密な”型どり”が可能となります。
なお、治療上重要なポイントにおいては、義歯製作を担当する歯科技工士が立会い、患者さんの希望(人工歯の色、形態等)を常に最終義歯に反映させる事が出来ます。
自費入れ歯の製作過程
【Step1】 検査・診断
口腔内を拝見し、レントゲンと共に診断します。
【 Step2】仮義歯作成(1日)
仮義歯を作成します。この工程は、1日で完成しますので、その日から仮義歯をご利用いただけます。
【 Step3】 仮義歯調整(3~6ヶ月)
仮歯を実際お使いいただきながら、数回来院して頂き、あたる部分や、お痛みがある部分の調整を行います。
【 Step4】 仮義歯を使用して最終義歯の型どり
最終的に、仮歯で問題なくご使用いただけるようになりましたら、仮歯を元に、最終義歯の型どりを行います。
【 Step5 】 最終義歯の完成
最終義歯を装着していただき、微調整を行います。