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歯周病治療ってどんなことをするの?

まずはプラーク(歯垢)コントロールが最優先です

プラークコントロールという言葉、CMでもお聞きになったことがあるのではないでしょうか?歯には白い塊が時間とともに増えていきます。これこそがプラーク(歯垢)なのですが、このプラークの中には、細菌がたくさん含まれており、細菌の毒素が歯ぐきの炎症を起こします。

皆さんが受診された際は、様々な歯周病検査を行い、歯ブラシ指導からしております。歯磨きの仕方?と思われるかもしれませんが、医院にお越しになるのは毎日ではありませんね?ご自身でしっかり歯磨きができるようになることで、自分の時間はしっかりと歯の管理をしていただく習慣を作るようにいたします。

もしプラークコントロールができていない状態で、医院での治療を行ったとしても、歯周病自体は改善できません。なぜなら、医院に来ない間にまたひどい状況になってしまうからです。まずはしっかりと歯磨きができるように指導いたします。

次に歯科医院でのクリーニング

自分で行う歯磨きと歯科医院のクリーニングがどう違うか?

ご自身の歯磨きではどうしても落とせない部分があります。歯は見えている部分の下にもあり、歯ぐきにより覆われています。その歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)には歯石やプラークなどが入り込んでいます。その状態は、患者様の状態により異なりますが、入り込んでいる歯石などを歯科衛生士によりクリーニングを行っていきます。時にはハンドスケーラーと呼ばれる器具を用いて1本ずつ歯石を落としたり、超音波スケーラーと呼ばれる機械を用いて、振動を与えながら、歯石を崩していったりします。

歯周ポケットが深くなるほど、歯石やそこにとどまっている歯周病菌の毒素が歯肉に炎症を起こしていきます。歯周病の原因を取り除いてあげることで、歯周病の改善を促します。

喫煙されるは禁煙を考えてください

喫煙者は吸わない方に比べて2~9倍歯周病になりやすいと言われています。

喫煙が体に影響を及ぼすのは歯周病だけではないことはご存じだと思いますが、歯周病にも悪影響を及ぼします。

一般に喫煙者は歯周病検査をしたときに出血が少なくなる傾向にあります。これは、喫煙により血管が収縮されて、血流が悪くなっているからです。また喫煙により免疫力が落ち、少ない細菌数でも歯周病の発症にもつながります。さらに、歯肉の血流が悪くなっているため、歯周ポケット内の酸素濃度が減り、好嫌気性(酸素のない状況を好む)の歯周病菌にとっては、繁殖しやすい空間ともなります。

もし本気で歯周病菌を治そうと思われている方は、ぜひ禁煙をお勧めいたします。

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